自分でできる虫歯予防
フッ素
フッ素は、正式にはフッ化物と言います。面白いことに、フッ素は虫歯の進行を食い止めてくれる働きがあります。これは虫歯に悩まされている私たちには、大変ありがたい話です。ではなぜフッ素は虫歯にとってのライバルとなってくれるのでしょうか。それには大きく分けて3つの理由があります。
一つ目は、歯の再石灰化を促進してくれるからです。フッ素とカルシウムは、大変相性が良く、相乗効果によって虫歯から守ってくれるのです。それゆえ、歯の再石灰化を促進し、虫歯への道を閉ざしてくれます。
二つ目は、フッ素によって、酸に耐える強い歯が作られるからです。これは、フルオロアパタイトという物質が上手く機能してくれているために起こります。 三つ目は、虫歯菌にとってのエサでもある酸が作られるのを抑制されるからです。この三つ目の理由こそが、フッ素で虫歯を予防できる最大の理由です。言うまでもなく、酸が作られないということは、口内は自動的にアルカリになります。
フッ素の活用法としては、フッ素を使っての歯磨きや塗布、うがいと言った方法が考えられます。フッ素も歯磨きやプラークコントロール同様、効果的な方法が存在します。それを意識してフッ素でのケアをすれば、よりフッ素を効果的に活用することができます。効果的な方法とは以下の通りです。まずはフッ素を使用する前に歯磨きやプラークコントロールによって細菌を除去します。細菌が増殖している状態よりも、細菌が少ない状態でフッ素ケアした方が、少ない努力で且つ能率良く殺菌できます。
そして、フッ素を使用した後は、最低でも30分は食事しない方が良いです。せっかくフッ素によって虫歯対策を施したのに、食べ物を口にしたがために新たに食べかすが残って細菌が増殖して歯垢が…なんてことになっては本末転倒です。また、フッ素は「一日に何回ケアしたか」よりも「一回のケアでいかに口内の隅々までフッ素が浸透しているか」の方が大切です。まさに量より質です。